- 2026/03/04 掲載
日経平均は3日続落、連日で今年最大下げ幅 衆院選後の上昇帳消し
東証33業種のすべてが下落し、東証プライム市場の9割の銘柄が値下がりする全面安の商状となった。日経平均は800円安で寄り付いた後も、先物で断続的に売りが出た。心理的節目の5万4000円を下回り、一時2660円安の5万3618円20銭に下げ幅を広げる場面があった。市場では引き続き、米国・イスラエルとイランとの紛争の長期化を懸念した売りが優勢となった。
米国市場での半導体株安を受け、指数への寄与度の高い国内の関連株が売られ、これまで相場をけん引してきた銘柄群の売りが目立った。銀行も弱かった。米大手投資会社ブラックストーンが、傘下のプライベートクレジット・ファンドの解約請求額が異例の大きさになったと伝わったことが嫌気された。
韓国株が急落したことは投資家心理を一段と悪化させ、日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は一時64.21と、2024年8月以来の高水準に上昇した。
もっとも「衆院選(での自民党勝利)の評価がゼロというのは売られ過ぎだろう。そろそろ底値探りの動きがあってもおかしくない」(大和証券の坪井裕豪チーフストラテジスト)との声も聞かれた。心理的節目の5万4000円を割り込んだ後は、日経VIはやや低下基調をたどり、株価は大引けにかけて下げ渋った。
市場では「紛争当事国が広域に広がらなければ、これ以上の売りは難しそうだ」(坪井氏)との見方がある一方、イランによるミサイルやドローンでの報復攻撃が湾岸諸国の空港や港湾、住宅街などに着弾する中、中東の一部の国が軍事行動を検討しているとの報道もある。引き続き、目配りは必要になる。
TOPIXは3.67%安の3633.67ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比3.66%安の1872.9ポイントだった。プライム市場の売買代金は10兆5696億4200万円。東証33業種では全業種が値下がりし、値下がり率上位には石油・石炭製品や非鉄金属、卸売などが並んだ。
ソフトバンクグループが200日移動平均線を下回り、大幅安となった。三菱重工業や三井物産、みずほフィナンシャルグループは軟調だった。一方、任天堂がしっかり。第三者委員会の報告書が公表されたニデックは悪材料出尽くしが意識され大幅高となった。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が4.18%安の713.2ポイントと3日続落した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが124銘柄(7%)、値下がりは1449銘柄(90%)、変わらずは22銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 54245.54 -2033.51 55470.88 53,618.20
─55,701.2
7
TOPIX 3633.67 -138.5 3718.32 3,589.25─
3,723.37
プライム指数 1872.90 -71.16 1917.43 1,850.51─
1,918.08
スタンダード指数 1663.29 -58.62 1697.96 1,642.92─
1,701.70
グロース指数 926.60 -41.18 954.93 914.21─96
5.92
グロース250指数 713.20 -31.13 734.51 702.89─74
4.82
東証出来高(万株) 344286 東証売買代金(億円) 105696.42
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