• 2026/03/04 掲載

ブラックストーンによる新世界への出資協議、支配権巡り難航=BBG

ロイター

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Kane Wu Mihika Sharma

[4日 ロイター] - ブルームバーグ・ニュースが事情に詳しい関係者の話として伝えたところによると、オルタナティブ資産運用会社、米ブラックストーンと香港の不動産開発会社、新世界発展との協議が行き詰まっている。

新世界を実質的に運営する鄭一族が支配権の放棄に慎重なためだという。

ブラックストーンは特別目的会社(SPV)に約25億ドルを出資し、新世界の筆頭株主となる案を提案。同案では鄭一族は10億─15億ドルを出資する。

これに対し、鄭一族は影響力を手放さずに済むよう他の投資家との取引を模索しており、最近はブラックストーンとの協議の進展が鈍っているという。

事情を知る関係者がロイターに語ったところでは、鄭一族は新世界発展の株式売却に向けて複数の金融機関と協議しており、ブラックストーンが最も交渉が進んだ相手だった。投資家は一族と利害を一致させる必要があり、支配権変更の可能性が低いという。

鄭一族は香港有数の富豪一族。LSEGデータによると、コングロマリットの周大福を通じ、新世界発展株の45.24%を保有している。

新世界発展は同業他社の中で最も負債水準が高く、信用環境の引き締めやオフィス市場の低迷が続く香港不動産市場の逆風の中、債務の借り換えや手元資金の増強を模索している。

直ちに期限が到来する債務はないものの、出資を仰ぐことで負債圧力を軽減したい考えだ。

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