- 2026/03/05 掲載
米商業不動産の混乱、ドイツ不動産銀行の業績圧迫
[フランクフルト 5日 ロイター] - ドイツの大手不動産金融機関2行は5日、2025年の業績が悪化したと発表した。米国の商業用不動産市場の不振が影響しており、両行は欧州市場への重点シフトを進めている。
ドイツの不動産金融会社ドイツ・プファンドブリーフ銀行(PBB)は、米国市場からの撤退を進める中で、25年は最終損益が赤字となった。
一方、アーレアル銀行は利益が23%減少したと発表し、米国での事業規模を縮小する方針を示した。
米国ではオフィス空室率の上昇と不動産価格の下落が続いている。
アーレアル銀行のクリスティアン・リッケン最高経営責任者(CEO)は「米国では引き続き事業を続けるが、オフィス不動産向け融資を当初計画より速いペースで縮小したい」と述べた。
PBBの25年の最終損益は2億8400万ユーロ(約3億2933万ドル)の赤字となり、24年の9000万ユーロの黒字から大きく悪化した。
PBBは先月、今年の商業用不動産市場の低迷が重荷となり、27年の主要な財務目標の達成が難しい可能性が高いと警告していた。
アーレアル銀行の25年の純利益は1億3700万ユーロと、24年の1億7900万ユーロから減少した。
アーレアル銀行は、11億ドルの不良債権の大部分が米国のオフィス向けだと説明。
追加で5500万ユーロの費用を計上したという。
「地政学的・マクロ経済的不確実性の高まりを受け、慎重なリスク政策を継続する」との姿勢を示した。
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR