- 2026/03/06 掲載
NY市場サマリー(5日)ドル上昇、利回り4日連続上昇 株反落
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 国債利回りが4日連続で上昇した。イランを巡る紛争の拡大が原油価格の上昇圧力となり、インフレ懸念が高まったことで、連邦準備理事会(FRB)の利下げ期待が後退した。 先週の米軍とイスラエル軍によるイラン攻撃開始以来、原油価格は18%以上急騰した。 米国の10年国債の利回りは一時、3週間ぶりの高水準となる4.15%に上昇。終盤は5ベーシスポイント(bp)上昇の4.132%となった。利回りは過去4日間で17bp以上上昇し、4営業日の上昇幅としては7月初旬以来の大きさとなった。 フィラデルフィアのシンプリファイ・アセット・マネジメントのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・グリーン氏は「中東情勢に関連したガソリン価格の高騰は、FRBの反応を予想する人々にとって明らかに懸念材料だ。本当に重要なのは、インフレ懸念によりFRBが利下げを行うという期待が薄れつつあることだ。それが何よりもイールドカーブを押し上げている」と指摘した。 LSEGのデータによると、市場は現在、FRBによる今年の利下げを約40bpと織り込んでいる。紛争開始前の約50bpから低下した。 30年債の利回りは2月12日以来の高水準となる4.772%を付けた。終盤は2.6bp上昇の4.743%となった。 CMEのフェドウオッチによると、FRBが6月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で少なくとも25bpの利下げを行うとの予想は32.2%に低下した。1週間前は47.4%、1カ月前は75%だった。 2年債と10年債の利回り格差は54.4bpとなった。 2年債利回りは4.4bp上昇し、3.587%となった。過去4営業日で約22bp急上昇し、4日間の上昇幅としては5月中旬以来の大きさとなっている。 物価連動国債(TIPS)と通常の国債の利回り差で、期待インフレを示すブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は、5年物が2.556%と、1月30日以来の高水準を付けた。10年物は2.303%で推移した。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 反落し、ダウ工業株30種は約784ドル急落して取引を終えた。中東紛争が6日目に入り、原油価格が一段と上昇する中、インフレや米連邦準備理事会(FRB)の金融政策への影響を巡り懸念が強まった。より多くの国への紛争拡大がエネルギー輸送の要衝であるホルムズ海峡の航行混乱を巡る懸念に拍車をかけ、原油市場では米WTI先物が8.5%急騰。北海ブレント先物も4.9%上昇した。輸送混乱が長期化すれば、インフレが加速し、経済成長が減速すると懸念されている。nL6N3ZT1GR ベアード・プライベート・ウェルス・マネジメントの市場ストラテジスト、マイケル・アントネリ氏は「きょうの原油を見れば、なぜ株式市場が下落しているのか全てが分かる」と指摘。「市場は紛争がいつまで続くのか見極めようと必死だ」と述べた。 S&P総合500種では工業、素材、ヘルスケアセクターが下げを主導。 旅客航空株は大幅安となった。一方、人工知能(AI)向け半導体の売上高が来年に1000億ドルを超えるとの見通しを示したブロードコムは上昇し、指数の下げを抑制した。nL6N3ZT02R ダウはJPモルガン・チェースやゴールドマン・サックスなど金融株の下げも重しとなった。米労働省が5日発表した2月28日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週から横ばいの21万3000件だった。nL6N3ZT17I LSEGがまとめたデータによると、投資家は物価上昇圧力によってFRBの25ベーシスポイント(bp)利下げが10月に後ずれすると予想している。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 米国・イスラエルとイランの戦闘が激化する中、ドル高・ユーロ安に伴う割高感や米長期 金利の上昇に圧迫され、反落した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比56. 00ドル(1.09%)安の1オンス=5078.70ドル。
イランメディアによると、同国の精鋭軍事組織「革命防衛隊」は5日、ペルシャ湾北部で米国の石油タンカーをミサイル攻撃し、火災が発生したと発表した。イランは要衝ホルムズ海峡を封鎖したと主張し、湾岸諸国への攻撃も強化している。一方、ヘグセス米国防長官は4日、数日内にイラン全域での制空権を握ると明言した。中東情勢の混迷が長期化 するとの警戒感を背景に投資家のリスク回避姿勢が強まり、外国為替市場ではドルが対主 要通貨で上昇。ドル建てで取引される金の割高感が嫌気され、相場は朝方から売りが先行し、取引中盤から5060ドル近辺で下値を探る展開となった。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> イラン情勢の緊迫化に伴うエネルギー供給混乱への懸念が改めて強まる中で急伸した。米 国産標準油種WTIの中心限月4月物の清算値(終値に相当)は、前日比6.35ドル(8.51%)高の1バレル=81.01ドル。中心限月の清算値ベースとしては202 4年7月中旬以来、約1年8カ月ぶりの高水準を付けた。5月物は5.18ドル高の78. 64ドル。
イランメディアによると、同国の精鋭軍事組織「革命防衛隊」は5日、ペルシャ湾北部 で米国の石油タンカーをミサイル攻撃し、火災が発生したと発表した。さらに、ロイターは同日、関係筋の話として、爆発物を積んだイランの遠隔操作船がイラン海域に停泊していたバハマ船籍の石油タンカーに衝突し、小規模な爆発が起きたと報じた。イランは要衝ホルムズ海峡の閉鎖を主張しているほか、アラブ首長国連邦(UAE)やカタールなど湾岸諸国も攻撃しており、エネルギー施設に被害が出ている。中東情勢の緊迫化が長期化するとの観測も重なり、エネルギー供給混乱への警戒感が一段と高まる中、原油は朝方から買い進まれた。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 157.57/157.
61
始値 157.34
高値 157.85
安値 157.30
ユーロ/ドル NY終値 1.1607/1.16
10
始値 1.1611
高値 1.1624
安値 1.1560
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 99*30.0 4.7538
0 %
前営業日終値 100*17. 4.7170
00 %
10年債(指標銘柄) 17時02分 99*28.5 4.1383
0 %
前営業日終値 100*11. 4.0820
00 %
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*31.0 3.7285
0 %
前営業日終値 99*07.5 3.6690
0 %
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*19.3 3.5825
8 %
前営業日終値 99*21.7 3.5430
5 %
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 47954.74 -784.67 -1.61
前営業日終値 48739.41
ナスダック総合 22748.99 -58.50 -0.26
前営業日終値 22807.48
S&P総合500種 6830.71 -38.79 -0.56
前営業日終値 6869.50
COMEX金 4月限 5078.7 ‐56.0
前営業日終値 5134.7
COMEX銀 5月限 8218.1 ‐100.3
前営業日終値 8318.4
北海ブレント 5月限 85.41 +4.01
前営業日終値 81.40
米WTI先物 4月限 81.01 +6.35
前営業日終値 74.66
CRB商品指数 336.8506 +9.1682
前営業日終値 327.6824
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