- 2026/03/09 掲載
午後3時のドルは158円半ば、一時1カ月半ぶり高値更新 原油動向で上下
[東京 9日 ロイター] -
午後3時のドルは、前週末ニューヨーク市場終盤からドル高/円安の158円半ばで推移している。引き続き原油動向をにらんで上下する相場が続く。原油先物価格の急騰を受け、一時158円後半まで上昇して1カ月半ぶり高値を更新したものの、主要7カ国(G7)による石油放出協議の報道で原油先物が切り返すと、ドル/円も軟化した。
ドルは原油価格などをながめて、早朝の158円近辺から正午過ぎに158.90円まで上値を伸ばし、1月23日以来1カ月半ぶり高値を更新した。158円後半でのもみ合いが続いた後、石油放出協議の報道が出ると、一時158円前半まで売られた。
死亡したハメネイ師の次男が後継者に選出され、強硬派が実権を掌握との見方から、原油先物相場は北海ブレント先物と米WTI先物が一時1バレル119ドル台まで上昇。その後、石油放出協議の報道で下げに転じた。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、G7の財務相は9日、国際エネルギー機関(IEA)が調整する緊急石油備蓄の共同放出について協議する。
この共同放出が価格安定への決定打になるかは不透明。足元で原油先物価格は「思惑先行」(あおぞら銀行の諸我晃チーフ・マーケット・ストラテジスト)で上昇している面もあり、一段の下落が考えられる。一方、ホルムズ海峡の閉鎖長期化や産油国の生産停止などは原油価格の「高止まり要因となり、相対的にドルが買われる流れは続く」(諸我氏)とみられる。
日中の高値は、1月に米当局によるレートチェックが行われた際のドル/円相場の水準を上回って推移している。米国の投資家などの間でも「レートチェックは意識されており、警戒は強い」(JPモルガン・チェース銀行為替調査部長の棚瀬順哉氏)との声があり、ドル/円の上値抑制要因となっている部分がある。ただし、相場の急上昇に対してレートチェックなど当局の対応がみられなければ「一段の円売りリスク」(棚瀬氏)も考えられるという。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 158.37/158.38 1.1567/1.1569 183.20/183.21
午前9時現在 158.40/158.42 1.1522/1.1528 182.55/182.56
NY午後5時 157.88/157.93 1.1605/1.1607 183.26/183.27
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