- 2020/11/11 掲載
米、9月の求人件数が予想に届かず 失速浮き彫り=雇用動態調査
求人件数は、コロナ禍前の2月時点で700万件程度に達していた。
求人率は4.3%と前月から横ばい。レイオフ件数は20万件減の133万3000件、レイオフ率は前月の1.1%から0.9%に改善した。
採用件数は8万1000件減少し587万1000件。国勢調査が終了に向かう中、政府部門で25万6000件減少した。採用率は前月の4.2%から4.1%に低下した。
自発的な離職件数は17万9000件増の301万8000件、自発的な離職率は2.1%に上昇した。
インディード・ハイヤリング・ラボの調査部ディレクター、ニック・バンカー氏は「統計に後退の兆しは見られないものの、回復が加速しているわけでもない。雇用者数は2月と比べて1000万人も少なく、採用の動きが加速しない限り、コロナ禍による長期的な影響は避けられない」と述べた。
MUFGのチーフエコノミスト、クリス・ラプキー氏は「多くの州で小規模ながら新たな都市封鎖(ロックダウン)が実施されてぉり、将来的にバーやレストラン、遊園地、スポーツイベントなどで雇用増が見込めるか疑問だ」とした。
*内容を追加しました。
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