- 2020/11/12 掲載
減税受けビール好調=酒税改正で明暗―10月
ビール大手4社が12日発表した10月のビール系飲料(ビール、発泡酒、第三のビール)の販売実績は、アサヒビールなど3社が前年同月比マイナス、キリンビールは横ばいだった。10月の税制改正の影響で明暗が分かれ、酒税が引き下げられたビールは好調。増税となった「第三」が駆け込み需要の反動で大幅減だった。
350ミリリットル缶で1本当たり7円の減税となった缶ビールは販売が伸びた。アサヒの「スーパードライ」とキリンの「一番搾り」、サントリービールの「ザ・プレミアム・モルツ」はいずれも2割増。サッポロビール「黒ラベル」は3割増えた。
一方、第三はサッポロ、キリン、サントリーの3社が2~4割減だった。業界関係者は、増税されたが、ビールよりは割安なため、「遅くとも年内には(酒税改正の)反動は解消される」とみている。
【時事通信社】
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