• 2020/12/05 掲載

英中銀、マイナス金利導入可能=ソーンダーズ委員

ロイター

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[ロンドン 4日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のソーンダーズ委員は4日、英中銀はマイナス金利政策を導入できるとの見方を示した。また、新型コロナウイルス禍や欧州連合(EU)離脱の影響からの回復に必要な場合、中銀は迅速に一段の刺激策を講じる用意を整えておく必要があると述べた。

ソーンダーズ委員は講演で「私の考えでは、中銀には一段の利下げを実施する若干の余地がある。利下げを行う場合、小刻みに実施するのが望ましい」と述べた。

中銀の政策金利は0.10%。マイナス金利政策導入の是非について現在検証を進めているが、金融政策委員9人の見解は一致していない。

ソーンダーズ委員は「個人的には、英国の政策金利の『事実上の下限(ELB)』はゼロ%を若干下回る水準とみている」とし、中銀が近く見解を表明する可能性があるとの見方を示した。

中銀は11月、政策金利を据え置いた一方、資産購入枠を8950億ポンドに1500億ポンド拡大することを決定。ソーンダーズ氏は、現行の買い入れ枠をさらに拡大させる「かなりの余地」があるとし、英中銀は景気刺激策が過度になることを心配する必要はないと述べた。

新型コロナウイルスワクチン開発の進展で経済に対するリスクが低下しているとの見方が出る中、ソーンダーズ氏は「まだ困難な時期は脱していない。失業の高止まりとインフレ低迷につながる向かい風はまだ存在している」とし、慎重な立場を示した。

英国とEUの自由貿易協定(FTA)を巡る協議を巡る先行き不透明感については、下方リスクが増大すれば、金融政策の迅速な対応が必要になるとの考えを示した。

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