- 2020/12/08 掲載
携帯大手、eSIM導入へ=乗り換え容易に
NTTドコモなど携帯電話大手3社は8日、スマートフォンの契約者情報を記録した「SIM(シム)カード」の差し替えが不要な「eSIM(イーシム)」の導入について検討する方針を表明した。総務省が同日開いた有識者会議で明らかにした。オンライン手続きで回線を切り替えられ、携帯会社の乗り換えがしやすくなる。
総務省は10月に公表した携帯料金の引き下げに向けた行動計画で、eSIMの普及促進を盛り込んだ。武田良太総務相は来年春までに具体策を取りまとめる考えを示している。
ドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクは顧客を囲い込むためeSIMに慎重だったが、政府の攻勢に対応を迫られた。ただ、3社は8日の会議で「セキュリティー対策やシステムの準備に時間がかかる」と主張し、導入時期は明示しなかった。
【時事通信社】
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