- 2020/12/10 掲載
英経済、コロナ前の水準回復は22年末以降=産業連盟
2021年上半期に失業が急増する見通しという。
CBIは、新型コロナの流行を背景に2020年の英国経済が11.1%のマイナス成長になると予想。2021年は6.0%のプラス成長、2022年は5.2%のプラス成長を予想した。
失業者数は、政府の一時帰休対策の失効後、2021年第2・四半期に251万人(失業率7.3%)でピークに達する見通し。
CBIのトニー・ダンカー新事務局長は「回復ペースを加速するには、2021年初め時点で企業に投資を促す方策を探す必要がある」と述べた。
CBIは、英国が欧州連合(EU)と貿易協定を締結できた場合でも、政府は企業に明確な指針を示し、スムーズな国境管理を実現する必要があると指摘。EUのデータ規則などを巡る問題で一時的に柔軟な対応も必要になると述べた。
同事務局長は「政府には、新型コロナ対策と同様の迅速な対応と資源の配分が求められる」と述べた。
CBIの推計によると、EUと貿易協定を締結できなかった場合、たとえ政府が影響を和らげる対策を講じても、2022年末時点の経済規模は1%縮小し、長期的にさらにダメージを受ける見通し。
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