- 2020/12/12 掲載
ベア実現強調=コロナ禍も「人への投資」必要―金属労協幹部
自動車、電機などの産業別労働組合で構成する金属労協の浅沼弘一事務局長はインタビューに応じ、2021年春闘で基本給を底上げするベースアップ(ベア)の実現を目指す考えを強調した。浅沼氏は「企業が成長や発展を実現するための原動力は人への投資だ」と指摘し、新型コロナウイルスの影響で業績が厳しいことを理由に、経済界で賃上げ見送りを求める声が上がっていることをけん制した。
経団連は、コロナ禍で企業業績が悪化していることから、賃上げに慎重な姿勢を示している。浅沼氏は、他の先進国に比べ日本の賃金上昇が著しく鈍いと説明。賃上げの持続で個人消費を拡大させ、経済回復につなげる必要性を訴えた。
一方、金属労協はベアの統一要求基準の「月額3000円以上」について、業種で要求基準に差が生じることを事実上容認した。浅沼氏は「業績のばらつきが大きいので、労組内での議論を邪魔しないようにした」と述べた。
政府には雇用の維持を強く求める。企業が休業させた従業員らに支払う手当を国が補助する雇用調整助成金については「しっかり続けていかないといけない」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに応じる金属労協の浅沼弘一事務局長=8日、東京都中央区
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