- 2020/12/15 掲載
みずほ証、営業力をスコア化=札幌にコールセンター―飯田社長インタビュー
みずほ証券の飯田浩一社長は、営業担当者約2500人の実績などをスコア化し、顧客サービスを強化する考えを明らかにした。また、国内4カ所目のコールセンターを札幌市内に来春開設する。14日までにインタビューに応じた。
プロ野球ソフトバンクの強さの要因がデータ分析にあることに注目。営業担当者の熱意や実績、専門性、所属部門の状況など約1000のデータを精査し、タイプ別に分類する。その上で、能力の高い社員の特徴を参考に研修プログラムを開発して弱点を補うほか、顧客との相性によるマッチングも行う方針だ。
飯田社長は「営業を科学する」戦略の一環と説明。「デジタルを活用して個々の能力を高め、顧客の満足度向上につなげたい」と話した。
また来年3月に、電話での問い合わせを受ける「コンタクトセンター」を札幌市に開設。新型コロナウイルス禍で要望が高まった「非対面」の対応を拡充する。既存のセンターに営業経験者を配置し、電話やメールで担当顧客の相談に応じる取り組みも開始し、効果を上げているという。
新たな働き方では、土日の勤務を認める「休日選択」制を導入した。配偶者が週末在宅する子育て中の社員の利用などを想定。週休3、4日制とともに、みずほフィナンシャルグループの制度として今月から始めた。
【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるみずほ証券の飯田浩一社長=11日、東京都千代田区
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