１１月国内生産、２．５％減＝３カ月ぶりマイナス―自動車大手８社

自動車大手８社が２５日発表した１１月の国内生産台数は、合計で前年同月比２．５％減の７４万８０２６台だった。マイナスは３カ月ぶり。トヨタ自動車とホンダがプラスを確保したが、その他６社は前年水準を下回った。新型コロナウイルス禍に伴う落ち込みから１０月には８．６％増まで持ち直したものの、本格回復には至っていない。

トヨタは「ハリアー」や「ヤリス」といった新型車がけん引し８．５％増。ホンダも新型「Ｎ―ＯＮＥ」などが好調で２２．５％増となり、両社とも３カ月連続のプラスとなった。

一方、新型車不足の日産自動車と三菱自動車は、それぞれ１９．９％減、３２．２％減と不振が続く。ダイハツ工業は調達先部品メーカーの工場火災を受けた生産停止が響き、１７．９％減少した。

【時事通信社】