- 2020/12/26 掲載
「新1部」600社が基準未達=東証が市場再編案
東証は25日、現在四つある市場を三つに再編する改革案の概要を公表した。「東証1部」に代わる最上位市場を「プライム」と改称した上で、企業の流通時価総額が100億円以上などとする上場基準を設定した。現時点では、東証1部上場企業のうち、約600社が新基準を達成できていない。
意見公募を経て、2022年4月4日に再編する。流通時価総額は親会社保有分などを除いて、実際に市場で流通している株式の時価総額を指す。当分の間は現在の東証1部上場企業が希望すれば、未達でもプライム市場に残留できるが、流通時価総額を引き上げる自助努力が求められる。
東証は「1部」「2部」「ジャスダック」「マザーズ」の4市場体制。再編後は、「プライム」と中堅企業が入る「スタンダード」、新興企業の「グロース」となる。
【時事通信社】
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