- 2021/01/01 掲載
多様性重視の組織運営を=イノベーションで社会変革―桜田代表幹事
経済同友会の桜田謙悟代表幹事は年頭インタビューに応じ、2021年に日本全体で挑戦すべき課題として「イノベーションによって社会変革を引き起こすことに対する覚悟」を挙げた。イノベーションを生み出すために「経営者はダイバーシティー(多様性)をつくり出すべきだ」と述べ、ジェンダーや国籍、年齢などにとらわれない組織運営の推進が重要との認識を示した。
桜田氏は、政府がデジタル化やグリーン社会の実現を成長分野と位置付けていることに関し、「あくまでけん引するのは民間企業だ」と強調。成長分野に対する積極的な投資や規制・慣行の打破を進めていく上で、「自らのビジネスモデルや既得権を壊す勇気も必要」と話した。
21年の日本経済の見通しについて「(成長率は)2~3%は少なくともいくと思うが、大事なのは中身だ」と指摘。新型コロナウイルス感染症で落ち込んだ景気が、「上昇気流で終わるかが大事。グリーンやデジタルなど新しい需要を生むようなものが経済を引っ張っていくかどうかに注目しないといけない」と語った。
【時事通信社】 〔写真説明〕報道各社のグループインタビューに答える経済同友会の桜田謙悟代表幹事=2020年12月23日、東京都千代田区の日本工業倶楽部
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