- 2021/01/05 掲載
大和ハウス、「耐火被覆吹付ロボット」実工事に初導入
当社が実工事に初めて導入した「耐火被覆吹付ロボット(以下、「本機」)」は、産業用ロボットアームと走行台車、昇降台車を組み合わせたロボットです。鉄骨の柱や梁をロックウールやモルタルで耐火被覆吹付するには3人の職方を要す作業において、本機を使用することで、耐火被覆吹付作業全体に要する時間を実証実験時の約20%削減を上回る、約30%削減させることを可能にしました。
※1.玄武岩や鉄炉スラグなどに石灰などを混合し、高温で溶解し生成される人造鉱物繊維のこと。
※2.鉄骨に耐火性能を持たせるために必要不可欠な工事。
●ポイント
1.ロボットアームの配置方向を横向きに設置し、吹付範囲を拡大
2.走行台車のタイヤに「メカナムホイール」(※3)を採用することで、全方向に移動可能
3.パンタグラフ(※4)式昇降台車により吹付可能高さ7mを実現
4.図面データを用いて経路計画を作成し、数cmの誤差で吹付位置の調整が可能
※3.モーター出力により車輪円周上に45度の角度で取り付けられたローラーが回転するため、車体の向きを変えることなく全方向に移動可能な特殊車輪。
※4.平行四辺形(ひし形)で伸縮する構造のもの。
関連コンテンツ
PR
PR
PR