- 2021/01/19 掲載
イタリア下院、コンテ内閣の信任投票可決 上院ではあす実施
イタリアではレンツィ元首相が13日に連立政権からの離脱を表明。同氏が党首を務める「イタリア・ビバ」出身の閣僚らが辞任し、政局を混乱に陥れた。
コンテ首相はこの日、野党議員や無党派議員に対し支持を訴えた。
下院での可決を受け、上院ではあす信任投票が行われ、1700GMT(日本時間20日午前2時00分)以降に結果が判明する見通し。
政治アナリストがまとめた直近の最も楽観的な調査によると、上院では賛成157と絶対多数に4票足りない見通しだが、下院の結果が影響する可能性がある。
また、絶対多数に届かずとも欠席や棄権などで信任投票が可決される公算は大きいとの見方が大勢となっている。
政治リスクコンサルタント、テネオのウォルファンゴ・ピッコリ氏は「イタリアで少数与党政権は目新しいものではないが、パンデミック(世界的大流行)のさなかで第2次世界大戦以来の深刻な経済危機からイタリアを導くのは前例のないことだ」と述べた。
イタリアの議席数は下院が629、上院が321。
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