- 2021/02/04 掲載
ノキア、第4四半期決算は予想上回る 5G事業が寄与
5G通信規格関連設備の販売が伸び旧来型製品の不振を補った。ルントマルク最高経営責任者(CEO)は昨年10月に新たな事業戦略を発表し、5G事業に注力する方針を打ち出した。5Gインフラを巡っては、中国の華為技術(ファーウェイ)製品が安全保障上の懸念から一部の国で排除され、ノキアやエリクソンが顧客を増やしている。
売上高は65億7000万ユーロで5%減少したがコンセンサス予想(64億2000万ユーロ)は上回った。
実質利益は1株あたり0.14ユーロで、前年同期(0.15ユーロ)を若干下回ったものの、コンセンサス予想(0.11ユーロ)を上回った。
主力のネットワーク事業の売上高は7%減の50億4000万ユーロ(60億5000万ドル)。米国でベライゾンの5G契約を一部サムスン電子にとられたことが響いた。
ルントマルクCEOは北米でのシェア低下などあり2021年は厳しい年になると予想した。
2021年の売上高は206億─218億ユーロと、20年の219億ユーロから減少を予想。実質営業利益率は7-10%と予想。2020年は9.7%だった。
関連コンテンツ
PR
PR
PR