- 2021/02/09 掲載
ディー・エヌ・エー社長に岡村氏=旧郵政省出身―4月1日
IT・ゲーム事業大手ディー・エヌ・エーは9日、最高執行責任者(COO)の岡村信悟取締役(51)を社長兼最高経営責任者(CEO)に昇格させるトップ人事を発表した。4月1日付。守安功社長(47)は退任し、6月の株主総会後に取締役からも退く。社長交代は10年ぶりで、経営体制を一新する。
岡村氏は郵政省(現総務省)出身。2016年の同社入社後、スポーツ事業などを統括。現在は子会社の横浜DeNAベイスターズ(横浜市)社長も兼務しており、プロ野球球団と球場の一体経営をけん引した。創業者の南場智子氏(58)は代表権のある会長にとどまるが、取締役会議長に職務の重心を移す。
9日に記者会見した守安氏は「(社長就任から)10年が経ち、若手を引き上げる組織にするため、経営から変えるのが良いと考えた」と説明。岡村氏は、新型コロナウイルス禍で先行きが不透明な中、「人工知能(AI)を活用し、ユニークな事業領域を展開する」と述べた。
【時事通信社】 〔写真説明〕岡村信悟
ディー・エヌ・エー次期社長
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