• 2021/02/18 掲載

2020年の世界の債務、コロナ対応で24兆ドル増 過去最大=IIF

ロイター

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[ロンドン 17日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)がまとめたリポートによると、2020年の世界の債務は、新型コロナウイルスの影響で24兆ドル増加し、過去最大の281兆ドルとなった。世界の国内総生産(GDP)に対する債務の割合は355%を上回った。

IIFの推計では、政府の財政出動が増加分の半分を占める。企業、銀行、家計はそれぞれ、5兆4000億ドル、3兆9000億ドル、2兆6000億ドルだった。

世界のGDPに対する債務の割合は35%ポイント上昇し、355%を突破。伸び率は、世界金融危機時の2008年の10%ポイントと2009年の15%ポイントを上回った。

欧州の債務増加が顕著で、フランス、スペイン、ギリシャの非金融部門債務の対GDP比は約50%ポイント上昇した。

また、ギリシャ、スペイン、英国、カナダの政府借り入れが特に増加した。スイスはIIFの調査対象となった61カ国の中で、唯一債務比率が低下した先進国だった。

新興国市場では、中国で銀行部門以外の債務比率の伸びが最も高く、トルコ、韓国、アラブ首長国連邦がこれに続いた。政府債務の比率でみると、南アフリカとインドが最大の伸びを記録した。

IIFは「政府支援措置の拙速な縮小により企業倒産が急増し、不良債権が急拡大する恐れがある」と指摘した。その上で「ただ、政府支援に継続的に依存すれば、最もぜい弱で最も多くの債務を抱えるいわゆる「ゾンビ」企業がさらに借り入れを増やすことになり、「システミックリスク」を引き起こす可能性があると指摘した。

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