- 2021/03/09 掲載
シスコ、早稲田大学が掲げるオープンイノベーションバレー構想を支援
「早稲田オープンイノベーションバレー構想」は、早稲田大学が2018年から研究推進の一環として進めており、企業が抱える技術的課題を大学が企業技術者とともに解決する、産学の垣根を越えた共創モデルとして取り組んできた試みです。早稲田地域がシリコンバレーのようなオープンイノベーションの拠点となるために、産学連携研究・技術創造を推進する環境や支援機能の整備等の事業に取り組んでいます。その発展形として2020年に121号館を新設、研究者同士のマッチングや、ベンチャービジネスの支援、官との連携など、あらゆる機能を備え展開をしてきました。同構想の実現に向け、シスコは必要なネットワークやITの最新技術およびプログラムを提供し、早稲田大学は実際にキャンパス内で提供を受けた技術の研究、評価、実装を行い、大学全体のデジタル化のあるべき姿を、共に国内外に発信していこうというものです。
新型コロナウィルス感染拡大の中、高等教育機関においてもデジタル化が喫緊の課題となっており、学びや生活の場となっていた物理的なキャンパスはデジタル技術との融合が必要となっています。また高等教育機関はデジタル社会に対応した人材を輩出していく使命があり、そのためのカリキュラムについても、早稲田大学とシスコは情報技術提供で協力していきます。
提供する技術、プログラムには、シスコの最新技術であるネットワーク管理のCisco DNA Center、ネットワークの可視化とセキュリティ分析を行うCisco Stealthwatch、ワークスペース密度測定のCisco DNA Spaces、Web会議のCisco Webex等が含まれています。これらの技術、プログラムは、来年度から3ヶ年の間で実施される早稲田大学情報化重点施策の中でキャンパスネットワークの強化とともに展開の可能性が期待されるものです。
また、シスコはかねてより、社会貢献活動の一環として、教育機関、政府機関及び各種団体と共に将来のITエンジニアを育成する「シスコ ネットワーキング アカデミー」や、デジタル技術を活用して、学校、教師、学生、保護者、コミュニティのつながりとコラボレーションを実現し、制約なく学びの質を高める「シスコ デジタル スクールネットワーク」を推進しており、それらで培った経験とノウハウを提供していきます。
なお本プロジェクトは、シスコが全世界約40カ国で進めているデジタル化支援施策、「カントリー デジタライゼーション アクセラレーション(CDA)」の一環として展開され、早稲田大学におけるデジタル化推進へ貢献していきます。
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