- 2021/03/09 掲載
三菱ケミカル、生分解性樹脂コンパウンド「FORZEAS」がカトラリーに採用
FORZEAS(TM)は、当社が開発したBioPBS(TM)をベースとし、その耐熱性の高さや他樹脂との相性の良さという特徴を活かしながら、他生分解性樹脂とのコンパウンドにより単体では発揮できない性能を有する複合材料です。また、植物由来で、自然界の微生物によって水と二酸化炭素に分解されるため、自然環境への負荷が少ないという特徴を有しています。
東商化学はスプーン、ナイフ、フォーク等のカトラリーを製造・販売している国内トップシェアのメーカーであり、コンビニエンスストアを始め、ファーストフード店、コーヒーショップ等で幅広い採用実績があります。
今回FORZEAS(TM)が採用されたカトラリーは耐熱性に加え、なめらかな触感や丈夫さが必要となる製品ですが、当社のコンパウンド技術と東商化学の射出成形技術により、材料・成形の両方向から改良を重ね、今般、製品化に至りました。
現在、テイクアウトやデリバリー需要の高まりとともにプラスチックカトラリーのニーズも増加していますが、一方でプラスチックに対する環境配慮への要求はますます高まっています。当社は今後もBioPBS(TM)やFORZEAS(TM)をはじめとする生分解性のある植物由来樹脂の研究開発・用途展開を加速させ、循環型社会の構築やSDGsの達成に貢献していきます。
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