- 2021/03/12 掲載
金利変動幅の明記検討=ETF購入目標は撤廃―日銀「点検」
日銀が18、19日に開く金融政策決定会合で行う大規模緩和の「点検」に関し、現在、事実上プラスマイナス0.2%程度としている長期金利の変動幅を声明文に明記する方向で検討することが12日、分かった。また、原則年6兆円の上場投資信託(ETF)の買い入れ目標は撤廃する方向で調整する。ただ、株式相場の急落時には弾力的に買い入れができるよう、年12兆円の上限は維持する公算が大きい。
日銀は現在、長期金利の誘導目標を「0%程度」と声明文に明示。その上で、黒田東彦総裁らが実際に許容する変動幅について「プラスマイナス0.1%の倍程度」と説明している。日銀内では、変動幅を声明文に明記することで市場の不透明感が和らぎ、取引の活性化につながるとの見方が広がっている。
【時事通信社】
最新ニュースのおすすめコンテンツ
PR
PR
PR