- 2021/03/16 掲載
丸紅、英国におけるVehicle to BuildingおよびVehicle to Grid実証実験を開始
英国は、2019年6月に国全体における温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロとする目標を法制化し、低炭素社会の実現に向けた様々な政策立案を進めています。電力業界では従来の大規模発電所で発電する電力を需要家が消費する片方向の供給構造から、需要家自身が再生可能エネルギー発電設備を保有し発電する電力を自己消費するとともに、余剰時に売電・不足時に買電する双方向の供給構造への変化が見られます。また、洋上風力発電等、発電量が天候などの自然条件により変動する大規模再生可能エネルギーの導入が拡大していることから、電力需給調整による電力系統安定化のニーズが高まっています。自動車業界においても、ガソリン・ディーゼル車の新車販売を2030年から禁止する方針が発表され、EVの更なる普及が予想される中、今後EVの販売時には、EVを利用した住宅、ビル、事務所等への電力供給・エネルギーマネジメントサービスといったワンストップソリューションの提供ニーズが高まることが予想されます。
このような環境下、丸紅は、丸紅子会社で電力小売事業を行うSmartestEnergy Limited社、EVをはじめとした自動車販売・サービスを行うMarubeni Auto Investment(UK)Limited社を中心に、英国のエネルギー関連サービス企業であるOrigami Energy Limited社、Grid Edge Limited社、ならびにVirta Limited社を協力パートナーとして、本実証を実施し、本サービスの商業化検討・開発を進め、低炭素社会の実現に貢献することを目指していきます。
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