- 2021/03/16 掲載
日立ソリューションズと神戸市、オープンデータ推進に向けた匿名化の実証実験を実施
実証実験で採用した日立ソリューションズの「プライバシー情報匿名化ソリューション」の技術は、データの利用価値を保持したまま、高い匿名性を実現するk-匿名化(※1)を行い、パーソナルデータを個人情報保護法に則って安全に利活用できるよう支援するものです。神戸市は日立ソリューションズの協力のもと、統計情報から作成した個票形式のサンプルデータに、同じ属性を持つデータが複数件存在するようにk-匿名化を施し、k-匿名化後のデータを利用して基本的な人口や人口動態を分析し、有用な結果が出ることを確認しました。
また、今回の実証実験でk-匿名化を行ったデータの1つをより活用しやすい統計情報に集計し、オープンデータ(※2)として公開しました。
※1 対象となるデータ内に、同じ属性値を持つデータがk件以上存在する(k-匿名性を満たす)ようにデータを変換することで、特定の個人の識別を困難にするためのデータ加工方法のひとつです。
※2 国、地方公共団体及び事業者が保有する官民データのうち、国民誰もがインターネット等を通じて容易に利用(加工、編集、再配布等)できるよう、次のいずれの項目にも該当する形で公開されたデータです。
(1)営利目的、非営利目的を問わず二次利用可能なルールが適用されたもの、(2)機械判読に適したもの、(3)で利用できるもの
※3 神戸市オープンデータポータル「Open Data Kobe」は、神戸市が保有しているオープンデータを横断的に検索できる、データ活用のためのサイトです。オープンデータの利活用を促進し、その活用事例の収集と共有を行い、効率的な施策へつなげます。
関連コンテンツ
PR
PR
PR