• 2021/03/22 掲載

中国証監会主席、IPO審査厳格化求める 引受会社処罰も

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[上海 20日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会(証監会)の易会満主席は20日、新規株式公開(IPO)引受会社に審査基準を厳格化するよう促し、「病んだ」企業の株式を公開しようとすれば処罰すると警告した。

最近の中国株式市場のボラティリティーについては、「自然」な動きでありリスクは「管理可能」とした上で、海外の「有害」なホットマネーのフローを警戒する姿勢を示した。

講演での発言内容が証監会のウェブサイトに掲載された。

易主席は「登録に基づくIPO制度は緩い審査基準を意味するものではない」と強調。投資家により価値のある「投資可能」な企業を提供することを意味するのであり、「ゲートキーパーにはむしろ一段と高い基準が求められる」と述べた。

中国はIPO企業の審査における市場の役割拡大に向けた改革として、中国版ナスダックと呼ばれる上海証券取引所の「科創板(スター・マーケット)」と深セン証券取引所の新興企業向け市場「創業板(チャイネクスト)」でIPOの登録制を採用している。

だが昨年12月以降、証取がIPO案件の調査を強化しており、上場計画を中止する企業が増えている。

易主席はこうした動きについて、中国の個人投資家は1億8000万人という世界最大規模に上るため、当局は上場を計画する企業が完全かつ質の高い情報開示を行い、国の産業政策を順守するよう取り組む必要があると説明した。

また、引受会社が「新しい靴を履きながら古い道を歩いている」と批判し、デューデリジェンスを強化してより大きな責任を担うべきだと述べた。

株式市場のボラティリティーについては、中国A株市場の現在のレバレッジは行き過ぎではないことから、リスクは管理可能だとの見方を示した。

ただ、中国は国境をまたぐ通常の流動性フローを引き続き促す一方で、大量のホットマネーの流出入を厳格に管理する必要があるとした。

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