• 2021/03/25 掲載

日立金属売却候補、日米2連合に=7000億円超、今年最大級のM&A

時事通信社

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日立製作所が上場子会社、日立金属の売却先候補を二つの日米投資ファンド連合に絞り込んだことが25日、分かった。急速な社会のデジタル化に伴う企業グループ再編の一環で、来月にも売却先が内定する見通し。買収総額は7000億円を超え、今年最大級の企業の合併・買収(M&A)になる可能性がある。

今週半ばに締め切った2次入札の結果、政府が後押しする官民ファンド、産業革新投資機構(JIC)と米コールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)の連合と、米ベインキャピタルと国内独立系の日本産業パートナーズの組み合わせが残った。KKRとベインは世界的な大手投資ファンド。

日立製作所は2陣営の提案を精査し、4~5月に予定する2021年3月期決算発表までに日米連合の一方に優先交渉権を与える。

情報通信網や航空分野の製造に欠かせない先端材料部門を持つ日立金属の売却をめぐっては、政府が海外への技術流出を警戒し、JICを軸に日本勢の買収への関与を求めた。このため、JIC・KKR連合が有利との見方もある。

日立金属株はM&Aへの期待などから高値で推移し、時価総額は25日時点で約7831億円に達した。金融関係者は「市場価格が実際の企業価値よりも高くなる恐れがある」と指摘する。

日立製作所はデジタル分野に注力するため、相乗効果の小さい事業を再編する計画だ。約53%を出資する日立金属も対象で、昨年末に1次入札を実施。KKR、ベインのほかに米ファンドのアポロ・グローバル・マネジメントとカーライル・グループも買収提案を示していた。

【時事通信社】

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