• 2021/03/30 掲載

FTSEラッセル、中国国債を旗艦指数に組み入れへ 10月末から

ロイター

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[29日 ロイター] - 株価指数を開発・算出するFTSEラッセルは29日、債券の旗艦指数であるFTSE世界国債インデックス(WGBI)に中国国債を10月末から36カ月かけて段階的に組み入れると発表した。

中国国債はJPモルガンやブルームバーグ・バークレイズの指数に組み入れられているが、WGBIへの組み入れは影響がより大きくなる見込み。

36カ月の段階的組み入れ期間は、FTSEラッセルが昨年9月に示していた1年間よりも長くなる。WGBIに追随している世界の資金は約2兆5000億ドルとなっており、中国国債の最終的な5.25%のウエートを考慮すると約1300億ドルの資金流入が見込まれる。

FTSEは、決済・流動性を巡る日本の投資家の懸念を含め、市場参加者からのフィードバックを考慮し、「より保守的な実行スケジュールが適切」だと説明した。

FTSEラッセルのポリシー・ガバナンス担当責任者、クリス・ウッズ氏は「われわれは市場改革の大幅な進展について中国を称賛する」と指摘。「定期的に進展具合を再検討するとともに、市場構造の明らかな改善が分かるような改革が続くよう、中国人民銀行(中央銀行)と引き続き協力していく」と述べた。

人民銀の潘功勝副総裁は組み入れを歓迎。FTSEラッセルの発表文の中で、国際投資家への中国債券市場のさらなる開放を進めるため人民銀として積極的に努力すると表明した。

中国国債を巡る外国人投資家の保有額は2月に2兆0600億元(3187億ドル)となり、過去最高となった。

FTSEラッセルはまた、WGBIへの組み入れの可能性があるウォッチ・リストにインドとサウジアラビアを加えたほか、一定の市場改革を理由にマレーシアをステータス引き下げの可能性があるリストから外すことを明らかにした。

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