- 2021/04/02 掲載
ベア獲得は4割弱=「官製春闘」後、最低―金属労協
自動車や電機などの産業別労働組合で構成する金属労協(3180組合)は2日、2021年春闘で傘下労組が経営側から受けた回答の中間集計(3月末時点)を発表した。基本給を底上げするベースアップ(ベア)の獲得割合は38.4%と、政府の賃上げ要請に産業界が応じる「官製春闘」が始まった14年以降で最低となった。
新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した企業が多く、厳しい交渉結果を反映した。同じ3月末時点の集計で、14~20年のベア獲得割合は6割弱から7割強で推移していた。
ベア平均額は1254円と前年同期と比べ56円高かった。大手(組合員1000人以上)が923円と88円減った一方、中小(同299人以下)は69円増の1400円と健闘した。
【時事通信社】
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