• 2021/04/03 掲載

レモンサワー、活況=ビールに代わる食事のお供

時事通信社

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


新型コロナウイルスの影響で「家飲み」需要が伸びる中、レモンサワー市場が活況だ。ビールに似た風味で割安な第三のビールの酒税が2020年10月に引き上げられたのに対し、缶酎ハイの税率は据え置かれてお得感が出たのも一因。爽快な飲み応えがビール類に代わる食事のお供として支持を広げている。

サントリースピリッツ(東京)によると、缶酎ハイ市場はこの10年で2倍以上に拡大。20年の市場規模は350ミリリットル缶で約44億本に相当する。前年比で10%以上伸び、市場の4割を占めるレモン系がけん引した。外食頻度の高い消費者の支持を集めているといい、「本格的な味を好む傾向」(商品担当者)が指摘される。

商機と捉えたメーカー各社は品ぞろえの拡充を急ぐ。健康志向の高まりを背景にキリンビールでは香料無添加の「麒麟(きりん)発酵レモンサワー」が堅調。サントリーは飲食店向けにも出荷している「こだわり酒場」シリーズを一新したほか、レモン味を一層引き立てた商品を3月に売り出した。

素材や製法にこだわり、数十円価格帯が高めのレモンサワーも人気だ。日本コカ・コーラは昨年12月、「檸檬堂(れもんどう)」で甘味を抑えた新商品を投入。アサヒビールは一部コンビニに限定していた「ザ・レモンクラフト」の販路を全国的に広げた。サッポロビールは「レモン・ザ・リッチ」で味わいを改善し、売れ行きが好調という。

長引くコロナ禍で当面、業務用の回復が望めず、各社は、家飲み需要は「さらに伸びる」(大手幹部)と期待を寄せている。

【時事通信社】 〔写真説明〕レモンサワー缶が並ぶ、スーパーの缶酎ハイ売り場=1日、東京都千代田区(ライフコーポレーション提供)

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます