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  • 2021/04/21

午後3時のドルは108円付近、株安や米長期金利の低迷で1カ月半ぶり安値

ロイター

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[東京 21日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べ小幅にドル安/円高の108円付近で推移している。米国やアジアの株安でリスク回避の円買いが進んだほか、米長期金利が1.5%台後半で低迷したことでドルは一時107円後半と1カ月半ぶり安値を付けた。その後は若干反発したものの、クロス円での円高で上値を抑えられた。

ドルは午前の取引で107.88円まで下落し、3月5日以来1カ月半ぶり安値を付けた。その後は反発したが、米長期金利の低迷やクロス円での円高進行に行く手を阻まれ、108.14円までしか上値が伸びなかった。

チャート面では107.75円に次の支持線があるという。

ドル/円では米国の追加経済対策や景気回復の期待感からドルは年明け以降先行して上昇していたが、その反動で「調整が長引いている印象だ」(国内銀行)という。

米国の経済指標は比較的良好で、新型コロナワクチン普及による景気回復期待も依然として根強い。足元のドルの弱さは「ドル高の調整の範囲内」(国内金融機関)とみる声も聞かれた。

ユーロ/円は現在129円後半。前日の欧州序盤に131円ちょうどまで急伸したが、その後は急反落し現在も下値を模索中。ユーロ/ドルは1.20ドル前半でさえない値動きだった。

ユーロを巡っては「22日に欧州中央銀行(ECB)の理事会を控えて利益確定売りが出やすいほか、ドイツの政局の先行き不透明感も意識され始めた」(アナリスト)という。

ドイツでは連立与党への不満が募る中、環境政党の緑の党のアンナレーナ・ベーアボック共同党首が、9月の総選挙で首相候補として出馬すると表明し、同党の存在感が増している。

市場では、米中対立の激化など地政学リスクに対する懸念もくすぶっている。「今は米中ともにけん制しており深刻な事態にはなっていないが、水面下では米中間の緊張は続いている」(市場関係者)といい、さらに両国間の緊張が高まればリスクオフムードが続きやすいと指摘されている。

きょうはカナダ銀行(中央銀行)の政策金利発表を控えており、一部ではテーパリング(量的緩和の段階的縮小)に踏み切るとの見方が出ている一方、「テーパリングは時期尚早ではないか」(同)との指摘も出ており、注目材料となりそうだ。

ドル/円  ユーロ/ドル  ユーロ/円

午後3時現在 107.99/01 1.2028/32 129.92/96

午前9時現在 108.12/14 1.2031/35 130.09/13

NY午後5時 108.08/11 1.2033/37 130.08/12

(為替マーケットチーム)

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