- 2021/04/27 掲載
21年度物価、0.1%に下方修正=携帯値下げ響く―日銀
日銀は27日の金融政策決定会合で、長短金利操作などの大規模な金融緩和の維持を決めた。併せて取りまとめた「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」では、携帯電話の通信料引き下げの影響で2021年度の物価上昇率見通しを0.1%(1月時点は0.5%)に下方修正。23年度でも日銀が目標とする2%の達成は見通せない情勢だ。
新型コロナウイルス対策として導入した企業の資金繰り支援も継続する。
同日午後に記者会見した黒田東彦総裁は、携帯値下げで21年度の物価上昇率が0.5~1.0%押し下げられると説明する一方、「経済の改善が続く下で徐々に物価上昇率が高まっていく」との見方を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕記者会見する日銀の黒田東彦総裁=27日午後、日銀本店(代表撮影)
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