- 2021/04/30 掲載
英バークレイズ、第1四半期は大幅増益 株式ブームが寄与
税引き前利益は24億ポンド(33億4000万ドル)。前年同期は9億2300万ポンド、市場予想は17億6000万ポンドだった。
追加で計上した貸倒引当金はわずか5500万ポンド。市場予想を大幅に下回った。前年同期は21億ポンドだった。
英国では、政府の雇用支援策を背景に、HSBC、ロイズなどライバル行も好決算を発表している。
バークレイズの投資銀行部門の業績はまちまちだった。
債券・為替・商品(FICC)は35%の減益。前年同期に比べて顧客の需要が落ち込んだ。前年同期は顧客の需要が急増していた。
株式トレーディングは65%の増益。デリバティブ取引などが好調だった。
株式ブームを受けて、投資銀行部門のバンキング・アドバイザリー事業も好調だった。利益は35%増の8億5900万ポンド。エクイティファイナンスの助言手数料が寄与した。
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