- 2021/05/12 掲載
欧州株も軒並み急落=インフレ懸念強まる
【ロンドン時事】11日の欧州株式市場で、主要国の株価指数が軒並み大幅に値下がりした。インフレ懸念の台頭を背景に、英FT100種平均株価指数(FTSE100)は前日比で2.5%安となった。
フランスの株価指数は1.9%、ドイツの株価指数も1.8%それぞれ下落した。前日の米ナスダック総合指数や11日の日経平均株価の下落などを受けて売りが優勢となった。
商品相場の急騰や長期化する金融緩和に加え、新型コロナウイルスに伴うロックダウン(都市封鎖)の緩和による世界経済の持ち直しで、インフレが加速するとの懸念が広がった。英調査会社シンク・マーケッツのアナリスト、ファワド・ラザクザダ氏は「インフレが加速すると債券利回りが上昇し、低利回りで割高な株式、特にIT関連株の魅力が低下する」と指摘した。
【時事通信社】
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