• 2021/05/13 掲載

前場の日経平均は続落、500円超安 米インフレを警戒

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
記事をお気に入りリストに登録することができます。
[東京 13日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比518円78銭安の2万7628円73銭となり、続落した。前日の米国株式市場はインフレ懸念による金融緩和の早期解除への警戒感から大幅安。日本株もこの流れを引き継ぐ展開となった。

12日の米国株式市場は主要3指数が大幅続落。4月の米消費者物価指数(CPI)の総合指数が前年比で約12年半ぶりの大幅な伸びとなったことを受け、予想よりも早期に利上げが実施される可能性があるとの懸念が強まった。

CPIは、総合指数が前年比4.2%上昇。食品・エネルギーを除いたコア指数は前年比3.0%上昇と、米連邦準備理事会(FRB)が目標とする年平均2%を上回った。

TOPIXは前営業日比0.61%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆4920億6300万円だった。東証33業種では、情報・通信業、精密機器、その他製品、サービス業などの21業種が値下がり。半面、その他金融業、銀行業、食料品などの12業種は値上がりとなっている。

日経平均は3日続落となり、合計で1889円の下落となった。日経平均をTOPIXで割ったNT倍率< .NTIDX> は足元で14.80まで低下、これまで買われていた値がさハイテク株売りを反映した格好だ。

ニッセイ基礎研究所のチーフ株式ストラテジスト、井出真吾氏は「日本株は主体性を失っている」と指摘する。「以前から特段の材料がない中でインフレへの警戒感から売りが売りを呼んでいた。米株の動向など外部要因に振らされやすい」という。

個別では、ソフトバンクグループ、ファーストリテイリング、東京エレクトロン、アドバンテストが軒並み軟調。4銘柄で日経平均を約353円押し下げた。ネクソンは15.33%安。

セブン&アイ・ホールディングスは逆行高となり6.1%高。米アクティビスト(物言う株主)のバリューアクト・キャピタル・マネジメントが同社株式を4.4%まで取得したことをロイターが報じ、材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がりが841銘柄、値下がりが1243銘柄、変わらずが103銘柄だった。

関連タグ

あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます