- 2021/05/17 掲載
米AT&T、ディスカバリーとメディア資産統合で近く合意=報道
複数のメディアが匿名の関係筋の話として報じた。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は、統合により設立される新会社の企業価値は1500億ドル相当になる可能性があるとしている。ディスカバリーの時価総額は債務を含め約300億ドル。
最初に報じた米ブルームバーグ・ニュースによると、合意は今週中に発表される可能性がある。
AT&Tとディスカバリーの広報担当者はコメントを控えた。
AT&Tは2018年に1087億ドルで米メディア大手タイム・ワーナーを買収。コンテンツと配信を組み合わせたメディア・通信大手への成長を目指してきた。しかし、次世代無線通信サービスの拡大にも取り組む中、コストがかさんでおり、債務を抱える買収資産を処理することでバランスシートの健全化を目指している。
HBOとHBOマックスの世界契約者数は6390万人。ウォルト・ディズニーの動画配信サービス「ディズニー+(プラス)」の世界契約者数は1億人超、ネットフリックスは2億0760万人。
ディスカバリーは米国内で8830万世帯が視聴。同社が1月に導入した配信サービス「ディスカバリー+」の契約者数は1500万人となっている。
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