- 2021/05/17 掲載
4月ビール類販売、前年比増=コロナ前水準には達せず―大手4社
ビール大手4社が17日までに発表した4月のビール系飲料(ビール、発泡酒、第三のビール)販売実績は、全社が前年同月を上回った。前年は新型コロナウイルス感染拡大で全国に初めての緊急事態宣言が出された影響で販売が大きく落ち込んでおり、その反動が出た格好。ただ、「コロナ禍前の水準には回復しておらず、引き続き厳しい状況」(ビール大手)という。
4月は飲食店向けの割合が比較的多いビールの増加が目立った。家庭用では、健康志向の高まりで「糖質ゼロ」をうたったビールや缶容器を工夫した新商品が好調だった。各社の増加幅は、数量ベースを公表するキリンビールが5%、サントリービールは16%、サッポロビールは7%。金額ベースのアサヒビールは27%増だった。
【時事通信社】
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