- 2021/05/17 掲載
ゴジェックとトコペディアが合併で合意、インドネシア巨大ハイテク企業に
トコペディアには、アリババ・グループ・ホールディング、ソフトバンクグループ、シンガポールの政府系ファンドのGICが出資。ゴジェックはアルファベット傘下のグーグル、ウォーバーグ・ピンカス、騰訊控股(テンセント・ホールディングス)などを株主に持つ。
ゴジェックとトコペディアについては今年1月、複数の関係筋が180億ドル規模の合併で交渉していると話していた。
統合会社の名前は「ゴートゥグループ(GoTo Group)」。共同発表文は、ゴートゥグループの現在の価値を示さなかったが、両社の過去の資金調達時の評価を踏まえると180億ドル相当と説明した。
ゴジェックのアンドレ・ソエリスティオ最高経営責任者(CEO)がゴートゥグループのCEOに、トコペディアのパトリック・カオ社長は社長にそれぞれ就任する。
カオ社長は「われわれのビジネスモデルは一段と多様、安定、持続可能になる。ゴジェックの大規模、高速なモビリティ取引がトコペディアの高価値、中速度のEコマース取引と組み合わさる」と述べた。
東南アジアでは、地域最大の配車サービス企業グラブ・ホールディングスが先月、上場に向けて米特別買収目的会社(SPAC)と400億ドル相当の合併で合意。eコマースプラットフォーム「Shopee(ショッピー)」を展開するシンガポールのインターネット企業Sea(シー)は食品デリバリーや金融サービスに参入しようとしている。
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