- 2021/05/17 掲載
ランサムウエア集団のサイト、アクセス不能相次ぐ
サイバーセキュリティー会社レコーテッド・フューチャーの専門家アラン・リスカ氏が明らかにした。
このハッカー集団は「AKO」と「エベレスト」。ハッカー集団のウェブサイトが不安定になることは少なくないが、「著名なハッカー集団のサイトが24時間ダウンするのは異例で、意識的にサイトを遮断したとみられる」という。
米石油パイプライン「コロニアル・パイプライン」を麻痺させたとされるダークサイドも、その後、サイトが消滅している。
米政府の圧力が強まる中、ランサムウエア攻撃を仕掛ける他のハッカー集団も、活動を停止・縮小する意向を表明しており、ハッカー集団の「Avaddon」と「REvil」は、政府機関、非営利団体、医療機関への攻撃を中止する方針を示した。
こうした活動の停止・縮小が、米政府の外交圧力によるものか、技術プロバイダーへの法的な要求によるものなのか、また政府を後ろ盾とするハッカー攻撃によるものなのかは不明。米連邦捜査局(FBI)のコメントは取れていない。
リスカ氏によると、新型コロナウイルスの流行初期にも、ランサムウエア攻撃を仕掛ける一部のハッカー集団が、特定の機関を攻撃対象外とすると宣言したが、長続きはしなかったという。
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