- 2021/05/18 掲載
日軽金、JIS認証取り消し=名古屋工場で法令違反
日本軽金属ホールディングス(HD)は17日、名古屋工場(愛知県稲沢市)で不適切な方法で試験を実施する法令違反があり、同工場とその製品へのJIS認証が取り消されたと発表した。同社は社内に調査委員会を設置し、原因究明と再発防止を図るとともに、品質管理体制を抜本的に見直し、早期の認証再取得を目指す。
問題があったのはアルミ板製品で、1996年ごろから規格と異なる方法で採取したサンプルで試験を実施したにもかかわらず、JISマークを付けて出荷していた。製品は工作機械や建材に使われているが、「性能は規格を満たしており、強度に問題はない」(広報)と説明している。
4月に日本品質保証機構の臨時検査があり、問題が発覚した。日軽金HDは「極めて重大な事象と受け止めている」とし、調査委による全容解明後に関係者を処分する方針。
【時事通信社】
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