- 2021/05/19 掲載
米4月住宅着工9.5%減、建材価格高騰 許可件数は小幅増
3月の着工件数は173万3000戸と、前回発表の173万9000戸から下方改定されたが、2006年6月以来の高水準を維持した。
ロイターがまとめた4月の着工件数のエコノミスト予想は171万戸だった。
4月は前年同月比で67.3%増加。中西部や人口密度の高い南部で減少したものの、北東部と西部で増加した。
許可件数は前月比0.3%増の176万戸。前年同月比では60.9%増加した。
最も大きなシェアを占める一戸建て住宅の着工件数は前月比13.4%減の108万7000戸。昨年12月に記録した14年超ぶりの高水準から一段と減少した。建材費の高騰により建設業者が手控えている可能性がある。
一戸建て住宅の許可件数は3.8%減の114万9000戸だった。
変動の大きい集合住宅の着工件数は0.8%増の48万2000戸。許可件数は8.9%増の61万1000戸だった。
住宅完成件数は4.4%減の144万9000戸。一戸建て住宅の完成件数は0.1%増の104万5000戸。
不動産業界では、在庫ギャップ解消には毎月の住宅着工件数と完成件数が150万─160万戸に達する必要があると見なされている。
建設中の住宅は0.6%増の131万2000戸だった。
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