- 2021/05/20 掲載
アジア規制当局、企業のESG取り組み後押しすべき=報告書
気候変動やその他の環境問題に対しては、アジア各国政府が高い関心を寄せている。香港やシンガポールなどの金融規制当局は、企業が事業の環境への影響をより適切に開示し、最終的に環境への打撃を抑えるよう、規制変更を進めている。
ACGAのジェイミー・アレン事務局長は「過去2年間でアジアにおけるESG基準は著しく改善されたが、コーポレートガバナンスの仕組みは依然断片的た。コーポレートガバナンスとESG政策の関連性は明確でなく、意味のあるESGと持続可能性への取り組みを制限している」と指摘した。
ACGAは、2018年の前回報告書の発表以降、アジアではコーポレートガバナンスと企業のESG基準の両方が改善されたと指摘した。
報告書は、コーポレートガバナンス基準の観点から各国をランク付けした。1位はオーストラリアで2018年から変わらなかった。2位は香港とシンガポール。2019年の政情不安は、金融規制当局の政策や執行に影響を及ぼしていない説明した。日本は気候変動に関する報告の改善によりランクを2つ上げ5位となった。
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