- 2021/05/20 掲載
バイトダンス、張氏がCEO退任へ 後任に共同創業者の梁氏
[20日 ロイター] - 動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」を運営する中国の北京字節跳動科技(バイトダンス)は20日、共同創業者の張一鳴氏が、最高経営責任者(CEO)を退任すると明らかにした。後任には、共同創業者で人事部門の責任者を務める梁汝波氏が就く。
張氏のCEO退任はロイターが同社の従業員向けメモを基に最初に報じていた。
バイトダンスの声明によると、張氏は年末に「主要戦略」職に就く予定。
張氏は社内メモで、梁氏について、「かけがえのないパートナー」でバイトダンスのテクノロジーや人事面で貢献してきたとし、今後半年間かけて円滑な移行を進めると説明した。
張氏は数カ月検討した結果、CEOから退任した方がバイトダンスの長期的取り組みにより大きな影響を与えることができるとの結論に達したと明かした。
「実は私は、理想的なマネージャーに必要なスキルを一部欠いている。実際に人を動かすよりも、組織や市場原則の分析、そうした理論をマネージメント業務を省力化に活かすことに興味があった」と説明。さらに「自分はあまり社交的でなく、オンラインや読書、音楽鑑賞、可能性の思索など一人ですることが好きだ」とも述べた。
バイトダンスは現在、世界で10万人以上の社員を抱える。今年に入り、新規株式公開の準備をしていたが、4月に計画を中断した。
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