- 2021/05/21 掲載
G7の批判は「危険なゲーム」、中ロ緊密化を後押し=ロシア大使
G7外相は5日、共同声明を採択し、中国とロシア、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が現在の最大の脅威と指摘。ロシアについては「無責任で不安定な行動のネガティブなパターンが続いていることを深く懸念している」と言及した。
ケリン大使はロイターとのインタビューで、G7の批判には根拠がなく攻撃的で、ロシア人の西側諸国に対する反感をあおっていると指摘。ロシアと中国が同盟関係にはないものの、こうした批判によって「両国の関係が深まり、西側諸国が呈する課題への結束が強まることになる」と述べた。
また、G7や主要8カ国(G8)復帰について、ロシアは「意欲的ではない」と述べた。G7やG8は「もはや権威を失っている」との見方を示した上で、ロシアは20カ国・地域(G20)や上海協力機構(SCO)などに関心があるとした。
次回のG7首脳会談(サミット)は6月11─13日、英コーンウォールで開催され、ロシアのプーチン大統領への対応が議題に含まれる見通し。
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