- 2021/05/21 掲載
婚活アプリで証明書の画像流出=「Omiai」、171万件
ネットマーケティングは21日、運営する婚活マッチングアプリ「Omiai」のサーバーに外部から不正アクセスがあり、約171万件の会員情報が流出した可能性が高いと発表した。情報は年齢確認審査のために会員が提出した身分証明書の画像データ。暗号化処理されておらず、氏名や住所、顔写真など全ての項目が確認できる状態だという。
流出した可能性があるのは2018年1月31日から21年4月20日の間に提出された運転免許証や健康保険証、マイナンバーカードなどの表面の画像データ。退会した会員の情報も含まれる。うち1件は誤って提出された裏面のマイナンバーも確認できるという。同社は「現時点で不正利用の報告は受けていない」と説明している。
先月28日に会員情報を管理するサーバーの動きに不審な点が見られたため、調査を実施。通信履歴を解析したところ、同20~26日の間、数回にわたってデータが外部に送信された痕跡が見つかった。
同社は「再発防止策の徹底と万全なセキュリティー体制の再構築を目指し、信頼回復に努める」とコメントした。既に、情報流出の可能性がある会員らにアプリ上で謝罪と状況説明のメッセージを配信。問い合わせ先は相談センター(0120)535850。
【時事通信社】
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