• 2021/05/27 掲載

J&J製ワクチン血栓症、欧州で初の死亡例 EMA調査着手

ロイター

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[ロンドン/ブリュッセル 26日 ロイター] - 欧州医薬品庁(EMA)は26日、ベルギーでジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製の新型コロナウイルスワクチンの接種を受けた女性がまれな血栓症を発症し死亡したことを受け、調査に着手した。J&J製ワクチン接種による死亡例は欧州では初めて。ベルギーは41歳以下に対する同社製ワクチンの使用を中断した。

ベルギー保健当局によると、女性はワクチン接種後に血小板減少を伴う深刻な血栓症を発症し入院し、21日に死亡した。女性は政府が行う接種計画ではなく、勤務先を通して接種。ロイターは確認できていないが、スロベニア国籍だったと報じられている。

EMAは、ベルギーで37歳の女性が死亡したことを受け、調査を開始したと表明。ワクチン製造会社に対し、接種と血小板減少を伴う血栓症候群(TTS)との因果関係解明に向け追加調査を実施するよう要請した。このほか、ベルギーとスロベニアの当局と血栓症発症の他の事例に関する調査も進めている。

ベルギーではこれまでにJ&J製ワクチン約4万回分を接種。このうち80%が45歳以上への接種だった。EMAによると、EU全体でJ&J製ワクチンの接種は134万回を超えている。

J&J製ワクチン接種後の血栓症発症は米国でも報告され、米当局は4月に接種を10日間中断。その後、米疾病対策センター(CDC)諮問委員会が、ワクチンが血栓症に関連している可能性はあるものの「恩恵はリスクを明らかに上回る」との見解を示したことを受け、当局は接種再開を表明した。

CDCは今月に入り、J&J製ワクチン接種後に血栓症を発症した事例28件が報告されたと発表。大半が年齢18─49歳の女性で、発症した28人中3人が死亡した。

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