ノジマ、スルガ銀と提携見直し＝経営方針めぐり対立、解消も

家電量販大手ノジマは２７日、約１８％の株式を保有しているスルガ銀行との資本・業務提携の見直しについて協議すると発表した。ノジマは筆頭株主としてスルガ銀の経営再建を支援してきたが、人事や経営方針をめぐり同行の経営陣と対立を強めている。協議結果によっては提携解消につながる可能性がある。

ノジマによると、既に提携見直しに関する協議をスルガ銀側に申し入れたという。経営の主導権を確保したいノジマはスルガ銀に独自の取締役人事案も提出しており、不正融資問題からの再建途上にあるスルガ銀の経営をめぐる混乱が表面化している。

【時事通信社】