- 2021/06/04 掲載
米ISM非製造業指数、5月は過去最高 労働力不足で投入価格急騰
指数は50が景気拡大・縮小の節目となる。サービス業は米経済の3分の2超を占める。
供給業者の納入を示す指数は70.4と、66.1から上昇。50を上回ると納入に時間がかかっていることが示されるが、通常は力強い経済と消費者の需要増が背景にあるため、プラスの動きと受け止められている。
受注残は61.1と、55.7から上昇。1日にISMが発表した5月の製造業景気指数でも同様の動きが示されていた。
供給網の逼迫が続く中、支払価格は80.6と、76.8から上昇。2005年9月以来の高水準を付けた。一部のエコノミストはインフレ上昇は一過性のものではなく、根強く継続する可能性があるとの見解を示しているが、こうした見方が裏付けられる可能性がある。
新規受注は63.9と、63.2から上昇。一方、雇用指数は55.3と58.8から低下。労働力不足の中、企業の採用が鈍っていることが示唆された。
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