- 2021/06/08 掲載
中国の5月乗用車販売台数、前年比1%増 テスラは前月比29%増
米電気自動車(EV)大手のテスラが中国国内で製造した電気自動車(輸出を含む)の販売台数は前月比29%増の3万3463台だった。
5月の新エネルギー車の販売は前年同月比177%増の18万5000台。
テスラの中国販売は、同社の販売全体の3分の1近くを占めており、市場関係者が注目している。
同社は上海でセダンの「モデル3」とスポーツ用多目的車(SUV)の「モデルY」を生産。中国国内で製造した車両の5月の輸出は1万1527台だった。
同社が中国国内で製造した車両の4月の販売台数は2万5845台で、3月の3万5478台から減少していた。
テスラのモデル3は以前、中国で最も販売台数が多いEVだったが、その後、米ゼネラル・モーターズ(GM)と上海汽車集団の合弁会社が生産する低価格のEVに追い抜かれた。
テスラは、中国のEVメーカーであるBYD(比亜迪)、上海蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(シャオペン)などとの競争も激化している。
CPCAは、今年の中国のEV、プラグインハイブリッド車、燃料電池車の乗用車販売が240万台になるとの見通しを示した。
ロイターは先月、中国の一部政府機関の職員が、テスラの車両を職場の敷地内に駐車しないよう指示を受けたと報道。車両に搭載されているカメラを巡る安全保障上の懸念が理由という。
これを受け、テスラは、中国で販売した車について、データ保管拠点を同国内に設置したと発表した。
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