- 2021/06/09 掲載
豪インフレ率の目標レンジ内での推移、24年まで実現せず=中銀高官
豪経済は昨年、約30年ぶりに景気後退(リセッション)に陥ったが、その後急速に回復している。ただ、物価上昇圧力は依然抑制されており、今後も景気刺激策が継続される見通し。
中銀予想によると、インフレ率は23年年央まで2─3%の目標レンジの中間値を下回る。
ケント総裁補は講演で、完全雇用を達成し、インフレ率が継続的に目標と一致するようになるまで、中銀の政策手段は「非常に刺激的な金融状況」提供し続けると述べた。
「複数のインフレ期待指標は、インフレ率が目標と一致するか、目標を下回っていた数年前の水準に戻っている」と述べ、「言い換えれば、それらは今後数年間のインフレ率が持続的に中銀目標を上回ることは示していない」と述べた。
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